数ものロクロ その32009/10/18

一日工房で仕事。

「数もの」ロクロといっても、どの程度作るものなのか、
人によってかなり違うだろう。
たとえば1日に湯呑みを何個挽くかという事で考えてみると、
修行時代、自分の場合1日400個挽いていた。
1時間に大体50個ほどというペースである。
向山窯では一番成績が低い。
親方で1000個。
私より一年遅れて入ったA君もやはり1日1000個近く挽く。
平均的にだいたい1日500個ぐらいは、という感じである。
もちろんロクロ目をきれいに消して寸法も正確にである。
数をこなせる事のメリットは
ロクロ上で土を自在に操れるようになるという事である。
逆にデメリットはロクロの技術に頼ってしまって
土という素材に対する瑞々しい感覚を失っていくという事である。
もう1つは、土に対する内面的な課題を見失なってくる。
これらが作家的な感性が失われるという所以の1つと思う。

コメント

_ ラパン ― 2009/10/23 19:21

「土に対する内面的な課題を見失なってくる」という言葉、心に響きました。
胸にとどめておきたいです。
スターネットでいただいた器たち、日々使わせていただいております。
心が凛として、そしてあたたまります。
古物に通じる何かがそこにあるような気がいたします。
魯山での個展、楽しみです。

_ nukadoko ― 2009/10/23 23:27

ラパンさんコメント頂きありがとうございます。
STARNET行かれたのですね。ありがとうございます。
内面的な課題は見失っても良いのです。
気付けばそこでまた考えるので・・・。
行き当たりバッタリでお恥ずかしい限りです。
魯山ぜひお越しください。
土曜日は一日います。
日曜日は笠間に帰るので夕方には失礼する予定でいます。

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