白磁の釉薬2010/06/07

午前中は笠間焼伝統工芸士会の監査。
午後は家内を連れて益子へ。
嫁さんの土日は子供の部活の送迎などで
振り回されている事が多いので
ようやく今日になって個展の会場へと来た次第です。

写真のは白磁は重箱ですが、3段重が売れてしまったので
こちらの2段重を撮りました。
口径は6cm程のもので小さく可愛らしいです。
昨日来た陶芸家のSさんにこの釉薬は1号釉と教えたら
とても驚かれて、一個買って下さりました。
10年前から白磁に取り組んでいますが、
はじめは大西政太郎の本に紹介されていた
基本の調合 長石50 石灰10 カオリン10 珪石30
を施釉して焼いていました。
色々な土と釉薬を組み合わせていった結果
その調合が一番良かったからです。
それがある時から突然釉薬のメクレがひどくなり
今の1号釉へと変えたのです。
もちろんその時も色々とテストをしました。

白磁に限らずいろんな釉薬や土の試験を
自分の窯でしてきましたが、良いと思う結果がでると
誰でも知っている調合だったりする事が度々ありました。
そのうち自分は今ある物を上手く組み合わせる方が
性分に合っているように気が付きました。
だから、安直ですが手元にある誰でも知っている物を使って
作品を作るのが次第に自分の制作姿勢となっていきました。
普通のものを普通に作っています。
自分には誰でも出来る事を一生懸命取組むのが良いと
気が付きました。
クリエイティヴな才能に恵まれていないとつくづく思います。
けれども普通に作ってもそこに作った人の美意識が
反映されると信じていますのでそれで充分満足です。
白磁の仕事はそういう満足度が高いです。

コメント

_ 雨 ― 2010/06/08 10:18

初めまして。
5日会場にお伺いし、片口を購入させて頂いたものです。

「普通のものを普通に作っています。」
 かなり響きます。

「普通に作ってもそこに作った人の美意識が
 反映されると信じています」
 私も信じています。

陶芸に関しては素人ですが、
(活動しているジャンルも異なりますが)
額賀さんの制作に対する姿勢に
同年代の私は大変刺激を受けております。
頑張らねば。

今後も額賀さんの作品、ブログ楽しみにしております。

それでは また

_ 額賀章夫 ― 2010/06/12 14:42

雨さんはじめまして。コメント頂きありがとうございます。真面目な事を書いてしまい恥ずかしいのですが、制作の刺激となりましたら幸いであります。今後ともよろしくお願い致します。

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